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全ては言わない(言えない)けれど、嘘も言わない、それが巻
(誤変換の嵐で大変失礼しました)
この3連休は、大学院の「スポーツ組織開発論」の集中講義。グループワーク三昧で、しかし、あっという間の三日間。ずっと昔の短大時代を思い起こさせる時間を過ごした。
同じグループにJリーグ某チームの育成スタッフがいらっしゃって、いろいろとサッカーの話をする。巻の移籍報道に関して、「巻みたいな選手はジェフに必要じゃないんですかねぇ」「岡田監督は、(代表選抜の時)矢野か巻かで真剣に悩んでいたみたいですよ」と言われる。
ずっと生観戦できていない身の上。それでも、リーグ戦最下位(J2で最下位は洒落にならん)再開の第一発目の敗戦、しかも、3失点0得点というのは非常に痛いということはわかる。
そこへもってきて日刊スポーツでの報道。巻の口からすべて語られることはないかもしれない。が、巻は嘘はつかない。巻に関して、私が感じていることはそれがすべてである。
さて、レポート書くか…(泣。
日刊スポーツ・「生涯千葉」に非情…移籍の巻クビだった
スポニチ・“功労者”巻に「常識」練習参加禁止通達?
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日刊スポーツ
「生涯千葉」に非情…移籍の巻クビだった
J2千葉FW巻誠一郎(29)が、クラブから戦力外通告を受けていたことが18日、分かった。複数年契約の切れる来季以降は契約する意思がないことを、6月の時点で伝えられていた。その後「オシム人脈」で、ロシア1部のアムカル・ペルミから獲得オファーが届いていた。千葉はこの日、完全移籍でクラブ間が合意に達したことを明かした。ただ、千葉で選手生命を全うしたいと願っていた巻にとっては、あまりにも悲しい移籍決定劇だった。
残留要請ではなく、戦力外通告を突きつけられていた。6月に巻はクラブ幹部から「契約を延長するつもりはない」と告げられた。神戸テクニカル・ダイレクターは18日の札幌戦直前に「(来季契約の)結論は出していなかった」と言葉を濁した。だが一方で「出場機会も少ない。また高い給料でベンチにいるのは居心地が悪いはず」と、戦力外と見ていたことは認めた。
今季の巻は13試合出場無得点と本領発揮できていない。だがW杯代表メンバー選考に残っていたFWにとって、寝耳に水の通告だった。その直後、アムカル・ペルミから完全移籍のオファーが届いた。同ダイレクターは「本人の意思を尊重し移籍を後押しした」と説明したが、実際巻には選択肢は残っていなかった。
「生涯千葉」と誓う巻にとって、悲しすぎる決断だ。06年末には当時の日本代表5人が移籍するチームの危機にあって、自らも大宮などからオファーを受けながらも残留を決意。契約交渉では「自分の給料を削っていいから、練習環境をよくしてほしい」と言い、その後もドイツのクラブなどからオファーを受けても、残留を選んできた。
しかし深い千葉愛は、クラブに届かなかった。むしろ「言いたいことを言う」「発言に対するサポーターの反響が大きすぎる」と疎まれる節すらあった。前セルティックMF水野にオファーを出さなかったのと同様「オシム色」を弱めたいクラブの方針も影響した。札幌戦の直前には、練習参加すら禁じられた。それでも巻は「クラブから話をしないように言われています」と律義に無言を貫いた。
巻を救ったオファーの裏には、元千葉監督の恩師オシム氏の後押しがあった。かつて旧知のアムカル・ペルミ幹部に「誰かいいFWはいないか」と聞かれた際、オシム氏は即座に「巻」と答えた。それが今回のオファーにつながった。
この日の札幌戦でベンチから外れた巻は、週明けにもビザを取得し、その後現地で正式契約するとみられる。ロシアではCSKA本田との対決も期待され、成績次第で、欧州CLなどにも道は開ける。だが巻が今後大成功しても、最愛の古巣に手ひどくフラれた事実に、変わりはない。
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スポニチ
“功労者”巻に「常識」練習参加禁止通達?
ロシアリーグのアムカル・ペルミへ移籍する元日本代表FW巻誠一郎(29)が、現在所属するJ2千葉から練習に参加しないよう通達されていたことが18日、明らかになった。
巻はアムカル・ペルミへ完全移籍することでクラブ間で合意。だが、複数の関係者によると、千葉の神戸(かんべ)テクニカルダイレクター(TD)は正式契約前にもかかわらず、今後は一切、千葉の練習に出ないよう17日に通達したという。江尻監督が間に入って練習参加は認められたものの、千葉ひと筋でプレーしてきた功労者への非情な対応。三木社長ら幹部の指示で、この日の札幌戦(フクアリ)もベンチ外となった巻は「僕から言うことは何もありません。ただ、ここで長くプレーしたかった。それだけです」と言葉少な。オファーを断って千葉に骨をうずめる気持ちもあっただけに、同じく移籍する長友(FC東京→チェゼーナ)や内田(鹿島→シャルケ)とはあまりに違う仕打ちに無念さをにじませた。
神戸TDは練習不参加通達の件について「もうほとんど向こうの選手なのに、ケガでもして訴訟になったら困る。常識でしょう、そんなこと」と話したが、チーム内には怒りと動揺が走っており波紋は広がりそうだ。
2010/07/19 (Mon.)21:24 Trackback() Comment(0) 丸ごとジェフ(蹴球)
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