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2005
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ドイツ人二人の演説
ぼぉぉっとダバディー氏のblogを眺めていて、初めて気づいた。ああ、そうか。アウシュビッツ解放60年なんだと。
昨年の今頃放映していたフジテレビ「白い巨塔」で財前教授がアウシュビッツを訪問するシーンがあるが、あれは原作にはなかったはず。日本のテレビ局が初めて撮影することが許されたと聞いている。以前地元にいた時に、高校生が招聘して実行したアウシュビッツの展示会を見た。人間はある一方向に走るととんでもないことが普通の行為としてできるのだ。それが展示物として目の前に突きつけられ、暗澹たる気持ちになった。高校生が企画したことに未来への一抹の希望を感じたのだが。
ダバディー氏のblogによると、国連でシュレーダー独首相がすばらしい演説をしたようだが、私は以前のヴァイツゼッカー大統領の「荒れ野の40年」という演説を連鎖的に思い出した。 「過去に目を閉じるものは現在にも盲目となり、未来を語ることはできない」という1985年5月8日、旧西ドイツ連邦会議での演説。うわ〜もう20年も前なのかとびっくり。そして、私の中ではアウシュビッツと言えば、フランクル。数々の本をどこへしまいこんだのか?
過去を忘れずに、しかし未来を見据えるそんな国で、次のW杯は行われる。もっともトルコからの移民とかネオナチとか取り上げられた時もあったけれど、あのあたりは今どうなのかな。いや、日本なんか…(以下略)。
ダバディーblog・ドイツのシュレーダ首相の美しい演説
Amazon・荒れ野の40年(岩波ブックレット)
国連HP・まだ掲載されてないかな
Amazon・フランクル著「夜と霧」と「死と愛」と「それでも人生にイエスと言う」
2005/01/27 (Thu.)13:33 Trackback() Comment(0) 未整理で混在中
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