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大学散策--皇太子殿下を探せ?--
今日も暑かった東京だが、昨日は雨でその後暑くなった。その昨日、通院先兼入院先の大学構内をふらふらと歩いてみた。
13階のお店は一般人も入れると聞いて、食べてきた。Bランチのホウレン草とお魚のマカロニクリームグラタン840円はコーヒー付き。さらに、デザート210円を追加してみた。デザートはパンナコッタ。ランチはA・B・Cの3種類で、Cは1000円以上だった記憶あり。
お店の入り口。13時過ぎに行ってみたが、名前を書いてしばし待つ。客層は、大学内の教員、学生、外部の人、日本人や他の国の方々。
雨上がりの眺望はよく、大変美味でした。六本木かどっか方面に本店があるお店みたいです。
Capo PELLICANO<カポ・ペリカーノ>
capo Blog
お店とエレベーターホールをはさんで反対側からは、東京ドームが見えた。
さて、腹ごなしとリハ兼ねてお散歩を。
趣のある構内、いいよねぇ。管理人は単科大学しか卒業していないので、総合大学のキャンパスは憧れだ。
これがあの有名な安田講堂かー。学生紛争(←これはNHKの動画?)の名残がまだ残っている。この世代の人たちはヘルメットを見たら、何派とわかるらしい。
三四郎池とその周囲の小道。友人が学生時代さぼってよくこのあたりに逃亡していたらしい。
三四郎池を抜けて…あれ、サッカーしているよ!人工芝だよ!!体育の授業じゃないと思うんだけど。しばらくたたずむあやしい人になってしまった。
サッカーゴールの後方には、医学部附属病院。
左側は、俳人・水原秋桜子の句。秋桜子が医学博士とは最近まで存じませんでした(普通の俳人とばかり…)。
右は、ヒポクラテスの木。ヒポクラテスって木があるのか…(汗。医師は「ヒポクラテスの誓い」、看護師は「ナイチンゲールの誓い」(最もナイチンゲールの言葉ではない)。
えっと、左がベルツ先生(奥さんが「はなさん」とかいう日本人だったような)と誰だっけ?双子みたいにそっくりな胸像だけど。あ、こちらに説明が→ここ
右の碑はなんだったっけ?このあたりは元々加賀藩のものだったらしいが、これもベルツ先生とスクリバ先生と一緒にまとめて説明あり→ここ
ということで、出かけたのは東大医学部附属病院。手前の茶色い建物が外来棟、奥が入院棟。2月から外来へ通院して、先月入院していたところ。今後もお世話になる。
後方の入院棟14階(特別病室)に皇太子殿下が入院し、本日退院とのこと。お大事に。
ついでに…。東大病院に限らず大学病院や大きい総合病院は、診療情報提供書(紹介状)なしの場合は、3,000円(プラス税金)以上かかるところが増えた。東大病院の場合は、紹介状がないと5,250円(税込み)が加算される。外来だけで3,000人以上/日。この日は、皇太子の入院中ということもあって、外来棟も入院棟もSPさんが結構目に付いて、いつもはいない場所に警備員もいたりした。
鉄門から出て無縁坂をくだる。岩崎家(三菱の創業者)のお庭はまたの機会に。
東大といったら、やっぱりこれ、赤門ですよね。拝んでいる人がいました…
管理人が入院していた3階は大部屋でも四人部屋。たまたま二人部屋になってしまったのだが、オペ後空き部屋になった二人部屋を1人で使わせてもらっていたので、入院生活は快適だった。二人部屋でも差額は2,700円。
お隣さんがいないのでこっそり撮影
四人部屋も二人部屋ももちろん個室にも、洗面台とトイレとシャワーがついている。そのため、廊下で共用で使用するトイレはなし。シャンプー台とか特浴はあり。
やーーっと絶食が終わっておかゆから始まった食事。撮影のためトレイの片方に寄せてあるが、おいしかったこと。普通食になってからは、デイルームへ行って食べていたので撮影できず。リストバンドのバーコードで読み込ませて、カウンター中にいる栄養士さんたちが出してくれる方式。いつも窓側で食べていた。朝はパン取り放題でちょっとしたバイキング。…うちにいるよりよほど快適だった。オペ後の各種痛みがなければ…ね
病院というところは、お見舞いと実習と助手のバイトという立場でしか行ったことがなかったので、ある意味新鮮そして緊張した。やはりオペ前は緊張がピークに達した。点滴をかえる時でも何でもリストバンドをスキャンでチェック、口頭で氏名を言わねばならないが、オペ室へ入室しても、氏名と生年月日を言わねばならない(汗。オペ室の看護師さんたちが大きな紙に氏名と生年月日と書いて掲げてくれて、「間違いないですね」「はーい」という感じ。オペ前日は麻酔医(本当に卒業したての研修医のおねえさん…)の問診を受け、当日も「昨日お会いした○○です」と言ってくれた時は少しほっとした。その後、麻酔科の本当の(?)担当医が登場し、説明されながら酸素マスクを当てられるが、呼吸のリズムが合わず焦る。血圧は上昇していく。「麻酔薬を点滴から入れますよ、しみるかもしれないけど」「すごーく緊張しているんですけど」「大丈夫、あと30秒で効くから」という声を最後に記憶が飛んだ。目覚めたらもうオペ室出ていた(笑)。時間にして3時間ぐらいかな(実質のオペ時間はもっと短い)。
東大病院は新病棟になってからは評判がいいらしい。以前はぼろくて有名だったとか。医師も看護師も言葉遣いからていねいだ。5月という季節柄、研修医とフレッシュさん(新人看護師)が満載で、点滴用の血管がなかなか見つからず、三度四度と射されたり、採血も一発で終わらず、それは管理人の血管は非常にわかりにくいので仕方ないのだが、今度入院せねばならない時は秋にしよう(笑)。担当医師がチーム制ということもあって、四人だか五人だか入れ替わり立ち代りやってきて(1人は研修医)、オペ翌日は麻酔医研修医もやってきて、もちろん看護師さんも来るし、昼寝はほとんどできなかったといえばできなかった(ぜいたく?)。
東大病院は、看護師の7:1基準を満たすべく今春大量に採用できた数少ない勝ち組でもある。管理人の場合は、東大病院を選んだのではなく、たまたまそうなってしまったのだが(仕事関係で接した医師が東大出身者が多かったということはある)、腹腔鏡で手術と言われた時点で、その実績があることや認定医や専門医がいることを確認した(最近はウェブでたいてい調べられる)。大学病院であることや有名な病院ということより、自分が受ける治療や手術に実績があるかどうかを調べることも大切だ。首都圏は実績と人気があるところは(私の疾患だと、ジェフのチームドクターが所属する大学病院など)、15ヶ月待ちとか。地元で入院することも考えたが、地元は該当する疾患の腹腔鏡をやっているところがほとんど全滅だったのだ。…大丈夫か?三重県よ。で、家族を上京させてしまった。
地元の病院のように、本人に説明せず家族が勝手に説明を聞いてサインしてしまった経験がある我が家だが、今回は「これでもかー」というぐらいの説明に、母親と妹はうっとり【違】。オペの説明、オペをしない場合はどうなるかの説明、オペの利点とリスク、輸血はしないけどする場合の説明、切除した組織を教育用に使っていいかの確認などなど。直前まで患者はオペを断る権利もあるのだ。あまりに詳しいリスクを聞きながら、さすがの私も途中で「もう説明いいです」と言いそうになった。入院前に外来で担当医(助教授だったのだが)が疾患の説明用紙を渡すのを忘れたので、よけいに説明が長くなった。A4で10ページ、びっしり。「本人、わかっているからいいよ」って、先生、そりゃないだろう(業界が同じだと手を抜かれる場合もある)。
さて、腹腔鏡といえどもオペはオペ。病理検査の結果も悪性(癌)は否定された。今後は再発させないように。が、腹腔鏡を甘く見ていた管理人に退院後は少々バチが当たったようだが、そろそろ諸々動かないと社会復帰できなくなってしまう(焦)。
2007/06/12 (Tue.)20:39 Trackback() Comment(0) 日常生活、雑記
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